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コラム:消費税増税で国民から搾り取ったお金を大企業に

2014年から消費税を8%に安倍首相はしました。結果として、経済はどんどんと悪くなっています。しかし、この消費税増税は経団連の要求でした。企業にとって消費税が増税されると国民 の購買意欲が下がるので、ダメではないかと思うのですが、実は消費税増税により輸出大企業は輸出戻し税によりかなりの利益(建前では企業が国内で払った消 費税が戻ってくるというものですが、実際には弱い立場の下請け企業に消費税分仕入れ値を下げさせ、同じだけのお金しか払っていないので消費税分だけもうけ になります)を得ています。また、この消費税を社会保障にまわすとだまして、企業の社会保障の負担を減らそうとしています。結局、大企業にとっては痛いと ころがないのですね。では、どこに影響するのか。これは、消費税を価格に転嫁しづらい中小企業に大きくしわ寄せがいきます。多くの中小企業がつぶれる可能性があります。そして、消費税を上げて何をやろうとしているかというと、社会保障は改悪ばかりで、結局大企業 に対する減税とは。つまり、国民の富を奪って、大企業に渡す。いつから、日本の企業は金儲けだけに奔走するようになったのでしょうか。これもアメリカ的な 経営に毒されているからでしょう。長期的に企業の将来を考え、労働者の生活を守りつつ、社会の一員としての責任を果たしていくような企業であるべきです。 消費税という毒薬は少しずつ国の力を弱め、やがて大企業さえもむしばんでいくのではないでしょうか。

さらに、10%への増税。与党は軽減税率などと言っていますが、食料品以外は10%に上がることはきちんと言いません。あたかも、国民の生活のために税金を軽減してあげるのですよと言っているようで、ほとんど詐欺行為です。実際は増税であり、一般家庭で年間4万円以上の増税になるらしいです。そして、食品は8%に据え置き。据え置くのであって軽減されるわけではないですね。日本語は正しく使ってほしいですね。消費税の高いEU諸国でも食品に8%課税しているところは少ないようです。何かおかしいですね。