潮目が変わり始めているか。

 3つの衆議院補欠選挙において、自民党が全敗しました。さらにほぼ与党と言っていい、日本維新の会も敗れました。そして、いずれも共闘で闘った候補者が当選しました。これで潮目が変わり始めているか。自民王国の島根で勝利しましたが、自民党候補への投票も少なからずありました。これだけ痛めつけられているのに、自民王国だった石川県の震災復興が乳として進まない様子をみているのに、裏金問題さえ矮小化されるのはなぜなんだろう。円安で苦しむ庶民、大企業への優遇とその見返りの企業献金、いい加減な会計処理、共同親権、武器輸出などなど今の政治は議論も中途半端にどんどんと悪政が進んでいる。ロシアや中国や北朝鮮などと同じ国になろうとしている。

 潮目を変えるには、政府与党やその応援政党の議席を減らして過半数割れにしないといけない。民主党時代の政治について故アベ氏は「悪夢」と言っていたが、今の状況はもっと悪夢である。能登半島地震での政府の様子をみていたら、東日本大震災の時に自民党政府でなくて良かったと思う。自民党政権だったら、今頃東北は人が住めない場所になっていたかもしれない。

 ということで、少しずつ変わり始めているが、気になるのは投票率。何やら過去最低だったらしい。投票しないと言うことは、現状肯定になる。戦争に突き進み、原発を動かしてリスクを高め、物価がどんどん上がり給料は上がらず、格差が拡大していくことを肯定することになる。そんなはずではなかったではいけない。言うことは言っていかないと、やがて「もの言う自由」さえ奪われていくことになる。

 この3つの選挙の流れを全国に広げていきましょう。