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会話シリーズ(その9:消費税の軽減税率って詐欺みたい)

ある教室での会話シリーズ

A子 ねえ、ねえー。この間のトンデモ国会から3ヶ月経ったね。その後に、一億総活躍なんたらとか、よくわからないことを出して、みんなの目を背けようとしている気がするわ。
B夫 そうだね。きっとやましいところがあるんだ。でなければ正々堂々と国会を開いているはずだからね。この間テレビを見ていたら、吉永小百合さんが大震災で多くの人たちがまだ元の生活に戻れない状態で、一億総活躍などというのは問題があると言われていたのが印象的だったね。
A子 えっ。そうなの。私もそう思うわ。あの安保国会でトンデモ話ばかりしていたけれど、それさえもないのね。そして今は、消費税の軽減税率なんていう詐欺のような話が出ているわ。
B夫 でも、食品の消費税を軽減してくれるんだからいいじゃないのかな?
A子 ほらほら。そう思わせる作戦にまんまと乗ってしまっているじゃないの。8%から10%に上げることが前提になっているけど、10%に上げること自体が問題だわ。消費税は社会保障のためと言っているけど、ぜんぜん良くなっていないよ。どこにお金が消えているのかが問題だわ。
B夫 そうか。確かにそう考えるとくやしいな。テレビなんかの報道が、軽減軽減とばかり言うからだまされるんだ。
S先生 どうしたの?消費税の話。それにしても、いろいろと問題があるようだよ。外食は10%で、持ち帰りは8%。じゃ、持ち帰りのつもりで買って、ちょっと座って食べようとしたら差額を払うことになったりして、お店の人も困ってしまうよね。
A子 トラブルを避けるために、その場合も8%にせざるを得ないよね。ところで、外国はどうなっているの?
B夫 ヨーロッパなどは食品はかなり低い税率にしたりしているね。
A子 日本は結局軽減といっても、8%に据え置くだけなのね。だから、世界的に見ても食品の税率は高いことになって問題だと思うわ。
S先生 国会で議論していったら、ボロばかり出てきそうだね。結局、詐欺まがいのことにだまされないようにきちんと見ていく必要があるね。