岐阜県の西濃地区の労働組合の連合体です。正式名称は西濃地域労働組合総連合と言います。

会話シリーズ(その8:国会前の大集会)

ある教室での会話シリーズ(その8)

A子 国会前の大集会すごかったね。でもなんであんなに多くの人が集まっているの?ニュースでは安保法案に反対する人たちのデモだと言っていたけど。
T先生 確かにすごかったわね。テレビや新聞によって扱いは違っていたけれど、もう黙っていられないという思いが行動になったんだわ。特に若い人たちの訴えが思いが詰まっていてとても感動的だったわね。みんなやっと自分たちのことと思い始めたんだと思うわ。
B夫 でも、先生。北朝鮮が日本に攻めてくるかもしれないし、中国もいろいろと問題を起こしているから何か考えないといけないんじゃないかしら。
T先生 確かにそんなことを言っている人がいたり、政治家の中でもそんなことを言って、みんなを不安にさせている人がいるけれど、ちょっと冷静に考えてみたほうがいいんじゃないかしら。確かに北朝鮮って何をするかわからない国で、戦前の日本のように玉砕覚悟でくる可能性もあるわね。でも、そういう時ほど、理にかなった外交を進めていくことが重要じゃないのかしら?挑発に挑発で答えていたら結局はどんどんと深みにはまって、相手が逆上していくだけだと思うわ。中国にしてもこれだけ日本やアメリカとの経済的な結びつきが深まっている中で日本を攻めるなんて思うのは単なる中国嫌いのような気がするわ。それも感情的な。ねっ。
A子 う~ん、そうか。
B夫 何を話しているの?中国の話。中国や韓国は日本に謝罪ばかり要求しているってお父さんが言っていたよ。僕らは何も戦争したわけじゃないのに、何で謝らないといけないんだろうって僕も思うな。
T先生 確かに君たち戦後生まれの人たちには直接謝罪する必要はないわよね。でも、今まで確かに日本政府は謝罪をしてきたけれども、その謝罪とやっていることが違っているのよ。靖国神社って知っている?そこの資料館では、前の戦争を自衛のための戦争であると、やむにやまれず行った戦争であって侵略戦争でないと言っているのよ。そんな神社に日本の政治家が何人か参拝に行っているのよ。そして、安倍首相は参拝にはいかなかったけど、玉串料を納めたりしているのよ。これって侵略され、多くの人たちが殺されていった国の人からみたらどう感じるのかしら。。きっと、言葉では言っているけれど本当に反省しているのって文句をいいたくなると思うわ。
B夫 そうだねよ。ぼくらがきちんと歴史を学んでいかないといけないんだ。僕らが謝る必要はないかもしれないけど、昔のようなことが起こらないようにすることが反省につながると思うよ。
T先生 そうよね。戦前のような道にすすまないためにも、国と国がお互いを尊重し合い、対話で解決していくような道を探し出すのが大切だわ。憲法に対して一国平和主義なんていって批判する人がいるけれども、日本国憲法前文には、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにすることを決意し」とあって、さらに「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う」って書いてあるのよ。そして、世界の平和のために、「日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓う」なんてすごいことを言っているのよ。
うわ。なんかしっかりと読んでみるとすごいことが書いてあるんだ。国家の名誉をかけて世界の平和のために行動するんだ。
A子 でも安倍首相は積極的平和主義って言ってるよ。これって世界の平和のために行動することじゃないのかな。
T先生 う~ん。これはちょっと違うわよ。あの人が言っている積極的平和主義というのは、軍隊の抑止力によって紛争を押さえようという考えなの。これって時代遅れの考え方なのよ。今時抑止力なんて言っても、テロに対しては無防備なんだから。国と国との戦争なら抑止力も働くだろうけど、自爆テロにどのような抑止力があるのかしら。疑問だわ。
B夫 そうか。これからの世界はいかにしてテロが生まれないようにするかが大切なんだ。。そのためにも、世界の人たちが幸せに生活することができる環境を作り出すことが大切なんだ。兵器にかけるお金をそんな人たちのために使えば解決できそうな気がします。
T先生 そうよね。武器を持って交渉しても相手は決して心を開いてくれないわね。ましてや、武器で脅して言うことを聞かせるなんてことはもってのほかだと思うわ。アメリカが今までいろいろな国に対してしてきたことはこれなのね。日本が同じ行動をとる必要は無いし、とってはいけないと思うわ。世界での「平和の国日本、戦争をしない国日本」というブランドを生かしながら、崇高な理想と目的を達成する方法を考えていくことが、名誉ある地位を占めることになると思うわ。

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