米国の行為って何か違和感があるけど

  米国が週末にアフガニスタンで無人攻撃機で攻撃して、国際武装組織アルカイダの最高指導者、ザワヒリ容疑者を殺害した。バイデンは「正義が行われた。このテロリストの指導者はもういない」とし、「米国民の脅威になる者は、どれだけ時間がかかっても、どこに隠れていようとも見つけ出して排除する」とホワイトハウスで述べたけど、人の命を奪っておいて正義だと言ってしまう行為には違和感がある。米国にとっての正義は決して世界全体の正義では無い。今ウクライナ侵略では専制主義と民主主義の戦いだと言って、ウクライナにどんどんと武器を送って戦争を長引かせ、そして多くの命が奪われていいる。勝手に他の国に入り、占領するなどというのはどのような理由があっても世界のルール違反である。そこには、体制の問題は無い。このルール違反を体制対体制の形で考えてしまうと解決が見えなくなってきてしまう。こうしないと、米国がいろいろな国に武力を使っていることの理由がつかないからでしょう。だから、世界からこのような紛争をなくすためには、とにかく人の命を奪うような戦争で紛争を解決しようとしてはいけないというルールを各国が守ることを第一にすることが大切でしょう。
 米国はとにかく、自分が正しいと信じていて、他国にもそれを押しつけようとしている。ペロシ米下院議長が多くの人たちが懸念する中台湾を訪問した。中国の人権問題についての強硬派らしい。しかし人権について言うのなら、日本の米軍基地問題というとても大きな人権問題を日本を訪問したときに言わないとおかしいだろう。米国内での差別の問題、銃規制の問題なども同様に問題にしてもらいたい。それらのことがないと、子どものけんかのように、「自分のことを棚に上げて言うな」といった実りの無い争いになってしまう。
 翻って日本。米国やヨーロッパの国々と一緒になって民主主義とか言っている。だけど、「統一協会」との癒着やモリカケ問題、辺野古基地問題、福島原発問題、文書偽造や嘘などなど民主主義とは相容れないことが多々ある。唯一の被爆国なのに核兵器禁止条約に参加しないなど二枚舌、カルト国家などと揶揄されて、日本の国がどんどんと信用されずに無視されていくような気がします。自民党などが好きな国益に一番反しているのはあなたたちだということに気づいてほしい。