2023年はどんな年になるのだろう?

 2023年は一体どうなるのか。ロシアとウクライナの戦争は先が見えず、北朝鮮もミサイルを打ちまくっているし、中国も混迷している。アメリカは相変わらず「民主主義対専制主義」を掲げていろいろな国に干渉している。
 そして日本はいつの間にか専守防衛を投げ捨てて、先制攻撃までできる国にしようとしている。今まで日本はやや問題もありつつ、非軍事でやってきた。日本が自分の国を攻撃しないという前提があったら、日本の平和外交が世界的にも認められてきた。そして、このまま集団的自衛権を行使して、アメリカが中国と何か起こしたらそれに巻き込まれることになってしまう。南西諸島は対中国のための軍事基地化している。それは日本を守るためなのか。軍隊が市民を守らないことは前の戦争で証明されているのに。南西諸島にミサイル基地などを作ったら格好の標的になってしまう。また、沖縄は捨て石にされるのだろうか?軍事費を2倍にしたら、世界第3位の軍事大国になる。これってやっぱり冗談としか思えない。そんな国を誰が尊敬してくれるのだろうか。ほめてくれるのは、軍事産業が力を持っている国、特にアメリカぐらいではないだろうか。いいお客さんとして言い値で購入してくれる日本はいいカモになっている。そのお金は私たちの税金なのだが・・・。
 今の自公政権や日本維新の党、国民民主党などの政治を変えていかないととんでもない日本になりそうです。ミサイルが飛んでくるといって対応できる軍事力を持とうとしている反面、原子力発電所を延長して再稼働、そして新規原発まで考えている。原発にミサイルが撃ち込まれたら、原爆を落とされたのと同じことになる。いずれも日本は人の住めない場所になるだろう。
 これらのことはちょっと考えれば分かること。しかし、マスコミは軍事拡大を既定路線としてその軍事費をどこから持ってくるか、増税についてはいろいろと意見しているが、そもぞも軍事費2倍は正しいの?の疑問を多くのメディアは伝えていない。これは、結局現政権を守る役割をしているだけですね。
 せっかくの新年なのに、暗い話ばかりになってしまうのはやっぱり政治の問題ですね。何とか展望が開けるようにしていきましょう。

 労働者の権利も今のキシダ政権を見ていると、よい方向にはいかないでしょう。財界の言うなりに、労働法制を壊していく方向になりそうです。今、どんどんと物価が上がっているのに、賃金は上がらない。そして、人手不足もあって労働者のおかれた環境も厳しくなっていく。賃金が上がらないからものが買われない、ものの販売が減少すれば企業に流れるお金が減る、すると再び賃金が上がらないの負のスパイラルから何とか抜け出していきたいですね。そのためにも労働者自身が協同して力をまとめて政治に向かっていかないといけないでしょう。つまり、今年はさらに労働組合の力が重要になってきます。おかしいと思ったらまずは声をあげてみるところから始めてはどうですか?西濃労連ではそのような声を待っています。

 岐阜県年金者組合では年金裁判を引き続き行っています。自分たちの年金の問題だけでなく、今の若い世代の年金問題にもかかわっていきます。ぜひ年金問題に興味を持ち、これもおかしいと思ったら声をあげていきましょう。今の政府に任せておいたら、国民の生活はじり貧になっていくでしょう。政治の役割は国民が安心して生活できる世界にすることです。それができないならば、早く政治の舞台から去ってもらいましょう。それが一番国民のためになります。