えっ?「教え子を戦場に送らない」は偏向教育。

またまた自民党の驕りが出ています。ネットニュースや新聞にもありましたが、自民党のホームページにおいて「密告のススメ」が出ています。これは、教員の「政治的中立」について問題のあるものがあったら密告せよというものです。その例として、「教え子を戦場に送らない」と主張している教員も上げられていていたそうです。その後多くの批判があり、「戦争法反対」を言っている教員が例に挙げられ、それも批判の中で削除されたようです。しかし、密告自体のフォームは削除されていません。これでは何も主権者教育なんてできませんね。教員が自分の考えを押しつけるのはいけないことだけれど(これは教育とは言わない)、教員自体が自分自身の考えを生徒に言うことは問題ないはずです。教員が自分の考えを伝えただけで、生徒がそのようになるなんてことは、教員自体の力を過大評価しすぎているし、高校生たちの力を過小評価していることになるでしょう。どちらにしても的外れですね。高校生たちが政治に関心を持っていくためには、いろいろな人の話を聞き、自分自身で考えることが大切なのに・・・。アベ政権になってから、市民の自由がどんどんと奪われて独裁国家になっていきそうで怖いですね。