やはり、国葬はありえない。

 それにしても自民党の旧統一協会との関係はズブズブですね。一応調査はしたけれどもあくまでも自己申告。大物の名前がないとか、何よりもアベ元首相の関係が語られていない。存命だとしたら、きっとアベ元首相はいろいろな圧力をかけてもみ消そうとしただろうけれども、国葬問題が出ている今だからこそ、きちんとやってきたことを調べる(自民党ではなくて第三者機関で)必要があるでしょう。モリカケ問題もしかり。安保法制や秘密保護法などの問題もある。そして国会での嘘、お友達政治などなど思い出しても日本の政治を劣化させた。そんなことをあやふやにしたまま、国葬となったらそれこそ未来に禍根を残すでしょう。政府の判断で国葬(儀)ができるとなったら時の権力者が利用する恐れが多々あります。エリザベス女王の国葬で弔問外交が行われるでしょう。すると、その後の安倍元首相の国葬があったとしても、ほとんど実のある弔問外交はないでしょう。何もメリットがない、そして時の権力者や仲間たちが弔意を示したいならば、自分たちのお金で好きにやったらいい。
 アベシンパは「信教の自由」を言って、旧統一協会問題を矮小化しようとしている。前提として、宗教は人間の精神的な助けであるはずだし、世界の平和を目指すもののはず。そこには、霊感商法や、信者の生活を崩壊させるような献金をさせるようなものではないはずだし、そのような社会を破壊するような反社集団が行うものではない。あくまでも旧統一協会問題は、反社会集団、犯罪集団と政治との関係の問題である。反社集団と関係を持った芸能人はテレビやネットでたたかれ、人生を狂わせられている。なぜ政治家はいいのか。政治家の方がより厳しく批判されなければならないでしょう。日本の政治が変わるためには、これらの問題をしっかりと解明していかないといけないでしょう。自民党は幕引きをさせたいようだけれども、これは簡単に幕引きさせていい問題ではないですね。仮に国葬が強行されたら、テレビ番組などで、きちんとアベ政権の功罪を振り返る特集をやっていただきたい。そして真のジャーナリズムがまだ日本にあるのだと証明してほしい。ジャーナリズムが死んだら、日本はロシアや中国・北朝鮮などのようになってしまうだろう。