2022 西濃メーデーを開催しました

 2022年5月1日(日)、第93回となる西濃メーデーを開催しました。14時にまずは大垣駅前にて宣伝活動。それと同時に最低賃金1500円にするための署名活動も行いました。あいにくの天気で、チラシを配ったり、署名活動をしたりは大変で、また通る人たちも少なくやや寂しい宣伝となりました。しかし、10名ほどの人が集まってくれました。なかなか労働者の祭典であるメーデーの意義なども伝わっていなくて、急ぎ素通りする人たちが多くてやや心が折れる部分もありました。しかし、岐阜県の最賃が周りの県に比べて安いことやあげないといけないねとつぶやく声も少し聞こえてがんばってやらないといけないかなと感じました。

大垣駅前での宣伝活動の様子

その後、大垣城西公園に移動し、15時よりメーデー集会を始めました。この頃には、雨も小降りになり、始まって少し経ったら雨も上がりました。主催者挨拶として西濃メーデー実行委員長から挨拶がありました。

実行委員長挨拶

連帯挨拶として、岐阜県労連から、また5月3日に行う憲法集会および「もの言う自由を守る会」から、さらに、6月に行われる岐阜県母親大会実行委員会からのお話がありました。いずれも、ウクライナ侵略に紛れて、日本国憲法を戦争ができる国にするために変えようとしている今の流れへの危惧が話されました。

 その後、メーセージ紹介の後、参加団体からの一言リレーを行いました。それぞれの団体が行っていることやこれからの行動についての話がありました。

参加団体の一言リレー

 そして、メーデー宣言を採択後、閉会宣言と全員での団結ガンバローを行い、閉会となりました。

最後全員で団結ガンバロー!

 今の日本は、だんだんとロシア化しているような感じです。力には力の政策、さらに自分たちの都合の悪いことは隠したり、民主主義の大原則である自由な言動を悪いことのように感じさせる雰囲気。一般市民を誹謗中傷から守ることは大切だが、それを利用して政府批判や政党批判を押さえ込もうとする本当にロシアや中国、北朝鮮と同じようなことをしようとしています。批判を聞かない権力ほど怖いものはないですね。これはアベ内閣の負の遺産でしょう。ウクライナへの攻撃は言語道断ですが、それに至った原因は多々あります。そのような原因を外交を通じて話し合いで解決していくことが第2次世界大戦を経験した人類の反省から生まれたものだったはずです。威勢のよい言葉はいりません。とにかく、「殺すな」「戦争をするな」「核兵器は使うな」を大切にして、人々が殺し殺されることをこの世界から無くしていきましょう。そんなことをメーデー集会を通じて考えました。

 また、現在日本の労働者は異常な状況に置かれています。多くの非正規雇用、新型コロナによる解雇、そして物価が上昇しても賃金が上がらない状態。そのうらでどんどん膨らむ内部留保。そして、金融政策のために作られた円安などどれも一般市民が苦しむ状況を大企業や政府は作り出しています。そろそろ、お灸を据えていかないと取り返しのつかない日本になりそうです。そのためにも、労働者や一般市民の声を代弁してくれる人たちに政権を取ってもらう必要がありますね。次の参議院選はこれからの日本の将来を決める、戦争する国にするのか、一般市民がどんどんと苦しむ国になるのかを左右するものになりそうです。そろそろ目を覚ましましょう。