ウクライナへの攻撃をやめさせよう!

 ロシアがウクライナへ攻め込みました。多くの人たちが殺され、自分たちの住む場所を奪われています。ロシアはいろいろと理由をつけていますが、明白な国連憲章違反です。武力によって国の形を変えてしまう。本来国の形はそこに住む人たちの意思で決定されるもののはずです。世界中の人たちが「戦争反対」の声を上げていくことが大切でしょう。
 こんな中で日本の一部メディアや政治家が暴言を吐いています。このことを利用して軍事力をつけよとか、「核共有」とかを言っています。武力に対して武力で対抗するのは、2つの世界大戦を経験してきた人類が戦争によっては何も解決しない、もう人類は戦争をしてはいけないとの思いを踏みにじるものです。強いものが勝つという世界は人類の破滅の原因となるでしょう。勝者も結局敗者になってしまいます。多くの人々が「戦争はいやだ」の思いを表明していけば、必ず戦争は止められると思います。
 多くの戦争は「自衛」のためということで始まっています。日本の引き起こした日中戦争も「自衛」の名目でした。今回のウクライナへの攻撃もロシアは「自衛」という理由をつけています。この「自衛」のために他国を攻撃することはしないと決めたのが日本国憲法の9条の考えです。いまこそ、9条の大切さを考えていく時期だと思います。
 また、ロシアは原子力発電所を人質にとりました。原発が事故を起こしたり、攻撃されたりしたら人類の未来は無くなるかもしれません。日本では原発周辺に自衛隊を駐屯させるなどの話も出ています。これは余計に攻撃する理由をつけてしまうことになります。相手が攻撃対象にするのはまずは軍事施設です。自衛隊基地、米軍基地が狙われるでしょう。すると、その周りの人たちも被害を受けていきます。武力に頼っても何も守れません。
 今この時間にも多くの人たちが苦しんでいます。ウクライナへの攻撃を世界中の人たちの力で止めさせていきましょう。