映画「新聞記者」は見るべきです

 今日は9時から近くの映画館へ「新聞記者」を見に行ってきました。テレビなどの番組ではなぜか(というか当然)あまり紹介されていませんが、かなりの観客数になっているようです。参議院選の前なので、選挙権を持っている人は絶対に見に行った方がいいですね。一応内容はフィクションと言いながらも、随所にこのアベ政権がやってきたことが出ています。女性ジャーナリストを強姦しながら、お友だちのために逮捕されなかった事件、モリカケの問題、公文書の書き換え、偽造問題。一個人を国家が落とし入れる問題などなど。そして組織の中で自分自身の良心とのせめぎ合いの中で起こる自殺。自分の家族を守ることと、真実を伝えないといけない、全体の奉仕者として公務員になったはずなのに、国家の安定の名の下で自分自身の良心を閉ざさないといけない苦痛。そして、今の日本のメディアの状況・・・。メディアを従わせようとする権力・・・。内閣調査室が描かれていたのですが、事実はもっとひどいことをやっている気がします。最後に、内閣調査室のトップが「この国の民主主義はかたちだけでいい」と言っていた言葉が今の権力者(アベ政権)の本音なのでしょう。だから、多くの人に見てもらいたい映画です。